ご当地切手に込められたストーリーを紹介します
みなさんは、オリジナル フレーム切手セット「郡上市 ご当地マンホール」をご存知でしょうか?
この切手セットは、日本郵便株式会社と郡上市との包括連携協定により、環境水道部水道総務課とのコラボ商品として企画されたもので、市内の10種類のご当地マンホールがデザインされた切手(84円切手10枚)のほか、市内の水に関する名物や名所が紹介されたリーフレット、オリジナルコースターがセットになっています。
(販売価格:2,300円)
明宝のご当地マンホールは「するすみくん」!
もちろん、するすみくんのマンホールも切手になっています^^
商品企画を中心となって進めたメンバーの一人が、明宝郵便局にいると聞き、お話を伺いにいってきました!
郡上を元気にしたい!マンホール切手に込めた想い
この切手セットの商品企画を中心となって進めたメンバーのお一人が、明宝郵便局の那須慎哉さん。
那須さんは八幡町出身で、長く愛知県で暮らしていたそうですが、郡上市で働くことになり、再び郡上と深く関わるようになったそうです。
「郡上で働くようになって、改めて郡上っていいところだなぁと感じました。自然が豊かで、水もきれいですし、街の雰囲気もいいですよね。それから、郡上の用水路がとても綺麗なことが印象的でした。
郡上は昔に比べると高齢化が進んでいるなという印象で、街に元気がなくなっているなと感じます。観光で郡上を訪れる人が増えるのはもちろんですが、もっと移住やUターンで郡上に住む人が増えるといいなと思います。そうすれば、もっと郡上が元気になると思うので。
水は暮らしにかかせないものなので、水が豊かで綺麗なことは郡上の強みだと思います。けれど意外と郡上のこと知らない人も多いですし、まずは郡上という存在を知ってもらうことが大事なんじゃないかな。
知ってもらって、郡上に来てもらって、良さを知ってもらう。その一歩として、マンホール切手が郡上を知るきっかけになってもらえると嬉しいです」と、那須さん。
切手には郡上を元気にしたいという地域の活性化への願いが込められていたのですね!
地元の人も楽しめるリーフレット
切手セットには、マンホールデザインの由来と、「郡上市の水めぐり」をテーマに市内7地区の水に関する名物名所を紹介したリーフレットが付属されていて、明宝の名所としては「せせらぎ街道」と「小川の大滝」が紹介されています。
小川の大滝は、明宝の中でも意外と知らない人の多い隠れた名所。
ほかの地域も、美並町の「釜ケ滝」、和良町の「蛇穴」など、ちょっとマイナーなスポットも紹介されています。
あえて有名なスポットではない場所を紹介しているのには理由があるのでしょうか?
那須さん「地元の人には、地域のよさを再発見してほしいと思い、リーフレットにはあえて地元の人も知らないような場所を紹介しました。『こんなところあったんだ!』『行ってみようかな』と思ってもらえると嬉しいです。ぜひ、友達や家族にも教えてあげてほしいです」
なるほど。観光にきたお客さんだけではなく、地元の人にも知ってもらいたい情報を紹介しているのですね! 家族でも、「ここ知ってる?」「ここ行ったことある?」と話題になりそうです^^
オリジナルポストカード
おわりに
ご当地マンホールの切手の背景には、郡上を元気にしたい、郡上の魅力を伝えたいという郵便局員さんの熱い想いがありました。
この切手セットは、市内14箇所の郵便局のほか、道の駅明宝の「磨墨の里公園物産館」、八幡町の「旧庁舎記念館」、道の駅古今伝授の里やまと、道の駅和良などで購入できます。
みなさんもぜひ、本物を手にとってごらんください。
取材にご協力してくださった那須さん、明宝郵便局のみなさん、ありがとうございました!
※「フレーム 切手」は日本郵便株式会社の登録商標です
ちなみに、明宝内に複数あるするすみくんマンホールの1つは、郵便局すぐ横の駐車場近くで見ることができます。こちらも探してみてくださいね。
(ななしんぼ:鷲見)