森とつながるワークショップ・ヨガブロックづくり&ヨガ

5月29日(日)に、気良の民宿しもだで、SORA YOGA のワークショップが行われました。

今回のワークショップのテーマは、「森とつながる」。

インストラクターの山本くみさんが開講する SORA YOGA に魅了され、何年も通い続けている方やご近所の方など男女6名が参加し、実際に郡上の森から切り出した木を使用したヨガブロックの作成を行いました。

まずは、木のブロックにやすりをかけ、角ばった部分やざらざらした木面を整えていきます。

次に、仕上げ用のやすりで磨くことで触り心地の良い質感に。
最後に、えごまオイルを塗り乾かしたら完成。

ワークショップには木の製材に携わった白鳥林工の津嶋さんも訪れ、郡上の森林に関するお話や、切り出した木材をブロック状にする過程のお話などをお聞きしました。

お昼には、民宿しもださんのオリジナルランチをおいしくいただきました。
おなかが満たされた後は里山散歩へ。田植えを終えたのどかな自然の中をゆったりと歩きました。

そしていよいよヨガを行います。
先程仕上げたヨガブロックを使用しながら、自然に囲まれた古民家の中でからだを動かしました。
ヨガブロックのおかげで、気持ちよくからだがよくのびていきます。

郡上の自然を全身で感じられた今回の SORA YOGA ワークショップ。
日常から離れ、ゆっくりと時間が過ぎる中で心身ともに癒された一日でした。

取材:shino
photo:tomoyuki shimoda

鹿革のミョウバン鞣しに挑戦!!

明宝で獣害駆除される鹿の命を無駄なく活用したい。命の大切さを伝えたい、、、。

そんな想いから、ななしんぼではジビエ工房めいほうさんやこうじびら山の家さんなどの地域団体さんと協力しながら、地球環境基金の助成を受けて森の恵みを使ったワークショップ開発をおこなっています。

今回は、鹿革なめしワークショップ開発のために、ミョウバンを使った鹿革なめしに挑戦してみました!

 

場所は明宝のこうじびら山の家。

この日は鹿革のなめし過程のうち、肉と毛をとって、ミョウバンに漬ける工程までをおこないました。

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鹿革は、2日前から石灰と塩に漬けておきました。

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まずは石灰を洗い流し

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肉や毛を取り除いていきます。

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石灰でつけてあったからか、毛がするする抜ける!

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途中、石灰がしっかり染み渡っていないところは毛がちぎれてしまいなかなか抜けず苦戦する場面もありましたが、

なんとか5枚の鹿革の毛を取ることができました。

 

 

場所をななしんぼに移し、ミョウバン漬け作業。

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塩とミョウバンを混ぜたものを鹿革に塗りこんでいきます。

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なんとか5枚の鹿革をミョウバン処理することができました!

 

何日か漬けた後、ミョウバンを落としてやすりで磨く作業に移るのですが、、、

仕上がりがドキドキです(。゚ω゚)

どんな革が出来上がるのでしょうか!?

お楽しみに!

10/2(金)わら細工用の稲を収穫しました!

10月2日、今年の6月に田植えをした稲の収穫作業を行いました。

この田んぼは、ななしんぼの稲わらを使った商品開発の材料として使うために実験的に植えた田んぼです。
天気にも恵まれ、絶好の稲刈り日和となりました!

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強い日差しに伝統的な日除けグッズを身に着けて挑みます。

 

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手鎌で刈って、一つ一つ束ねていましたが、、、。

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途中からは機械の力も借りて作業していきます。

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田んぼのビフォーアフター!
きれいに全部刈り取りました♪

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刈り取った稲は、はざかけをして乾かします。

 

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お米の粒もたっぷりついて、とってもきれい。

 

ななしんぼでは、現在稲わらを使った商品開発をしています。
今年刈り取った稲わらを、わら細工に使うのが楽しみです!^^

 

 

 

(ななしんぼ:鷲見)

 

 

 

夏休みこども教室 「里山の恵み・稲わらの馬づくりワークショップ」

8月5日(水)に開催された郡上市図書館主催の夏休みこども教室。

今年は稲わらを使った子ども向けのわら細工教室を行いました。

みなさんは、稲わらでモノづくりをした経験はありますか?
わらは昔からいろいろな道具の材料に使われ、暮らしを支えてきました。
今では米づくりも機械化が進み、家でわらを作る家も少なくなったこともあり、明宝のような米作りが盛んな地域でも子どもたちもわらに触れる機会が減ってきました。

このワークショップには、モノづくりを通じて子ども達にわらに触れてもらい、わらのすごさや面白さを知ってもらいたいという願いが込められています。

明宝コミュニティセンターの2階集会室、12人の子ども達が参加しました。

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自作の製材機で、森の恵みが宝の山に

郡上カンパニーの1期生・池野さんが、ななしんぼ・ものづくり工房に自作の製材機を携えて遊びに来てくれました!

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古木のうち、ごく稀に黒の文様のあらわれた柿は、「黒柿」といって珍重されるそうですが、そんな柿の木を持ち込んでいただいていた工房。しかしながら、女子二人では、大きなバンドソーを使うのが怖くって、怖くって、なかなか板材にすることができませんでした。

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そんな折、現れた救世主!
自作だというプチ製材機は、しっかり固定できて、怖くない。
森の恵みの資源活用事業に手を貸してくださっているanoter home gujoのユルさんも参戦してくださり、さくさくと切ることができました。
3Dプリンタやレーザーなど、あらゆる技術を取り入れてものづくりをされている、池野さんならではの知恵が凝縮されていました!

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板材は、これまた固定された丸ノコで、安全安心、ささっと形を整えることができ、ななしんぼの木工旋盤で、みるみる木のお皿へと生まれ変わっていきました。

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工房にも常設できるよう、次は、この製材機をつくってみたいと思います!
池野さん、引き続きご指導お願いいたします!

森の恵みの手しごと会

ものづくり工房ななしんぼでは、里山の環境を豊かに保ち、未来に残し続けることを目標に、森や里山の恵みを使ったものづくりを行っています。

地域に暮らす先人たちの「循環する暮らし」から知恵をもらいながら、鹿革や竹、木をはじめ、ツルや稲ワラ、木の皮などを使い試行錯誤しながらさまざまなものづくりに挑戦しています。

 

地球環境基金の助成を受けて「森の恵みの手しごと会」を定期的に開催しています。「自然素材のものづくり」にご興味のある方はお問合せください。

問い合わせ:コミュニティカフェななしんぼ 電話0575-87-3799 open:11:00-15:00