『めいほうマルシェ2024』出店

明宝公民館主催の「めいほうマルシェ2024」にて、《爽 sou》《こっぱ工房》《ものづくり工房ななしんぼ》《長良川カンパニー・完熟堆肥プロジェクト》のユニットでブースを出店し、明宝でとれた鹿革を使った雑貨、さまざまな木でできた積み木、善兵衛桜の枝を使ったお皿など、豊かな《めいほうの森の恵み》をつかった商品の販売を行いました。#地球環境基金

会場ではこっぱ工房のこっぱさんの自由に遊べる《積み木コーナー》も出前させてもらいました。子どもたちが自由な発想で積んだり並べたり作ったり壊したり! とっても賑わっていました。
《カブトムシ》じゃんけん争奪戦でゲットしたカブトムシを森に見立てた積み木の森のなかで遊ばせる子どもたち。

ななしんぼワークショップブースでは、森の入り口企画として、身近な木の葉っぱや草花を使った《たたき染めワークショップ》を開催。コミュニティセンター周辺の森で植物を探しから、たたいて布や紙に植物の色をうつす(いただく)工程を体験してもらい、子どもたちだけではなく大人も草花の色が色鮮やかにうつし出されていく過程を楽しみました。
「この葉っぱが色が出やすい! これは出ない! お花は色が変色しやすい!」 などたくさんの発見を繰り返しながら完成した作品は唯一無二! たたき染めを通して、「この葉っぱはなんだだろう?」と身の回りにある草花を見る目を養えたり、身近なところにある豊かな環境を実感してもらえたらうれしいです。

雨の合間の奇跡的な1日。地元の方を中心にたくさんの人が集まり大盛況なマルシェでした。地域や子どもたちの《やりたい》を実現し、イベントを主催してくださった明宝公民館主事の皆さま、ありがとうございました。

月刊めいほう9月号より

月1回 森の開放日始めました!

ななしんぼが取り組む「めいほう学ぶ森プロジェクト」では、里山と森の環境整備だけではなく、森づくりを通して遊びながら学んだり、観察するプログラムづくりを行っています。豊かな森を次世代に引き継いでいくためには、さまざまな世代・人たちとのつながりが必要です。森の開放日では、季節に応じた自然体験や環境整備などを通して、学びながら、遊びながら、楽しみながら、子どもから大人までたくさんの方々に森や里山づくりに関わっていただければと思っています!

第1回目は、アウトドアガイドの由留木さんに茶摘みと釜炒りを教わりました。明宝地区では今でも古来の製法を受け継ぎお茶を自給自足している家が残っているそうですが、なかなか教えてもらう機会がありません。田んぼの石垣などに植えられたお茶の木の新芽を摘み、火お起こして鉄鍋で炒り、筵(むしろ)で手揉みをするという一通りの工程を体験しました。お茶の葉っぱが釜炒りして香ばしいお茶のいい香りに変わる瞬間は驚き!子供達もたくさん参加してくれ、賑やかな開放日となりました。

子どもたちが集まってお茶摘みをしている
蓆で行ったばかりの茶葉をもんでいる様子
Photo: @matatabiworks_jp


次回6月の開放日は29日(土)を予定しております。この日は公民館主催の「めいほうマルシェ2024」がめいほうコミュニティセンターで開催されます。ななしんぼも出展させていただいており、「たたき染め」のワークショップを開催します。その際に使う資材(葉っぱなど)を森を散策しながら集めます。ぜひご参加ください!

(進藤)

竹炭づくりに挑戦!

長年里山で培われた知恵や知識は、現在取り組んでいる地球環境基金の助成を受けた「学ぶ森プロジェクト」のゴールの1つである《地域の資源循環》という視点からも引き継いでいきたい大切な地域資源です。

土中の環境を改善していくのに欠かせないという《竹炭》づくりに挑戦します。

地域で尊敬され、亡くなる直前まで炭を焼いていた伝説的な存在の地域の長老が使っていた場所と半分に切断したドラム缶を使用させてもらいました。

自給自足の生活を送りながら林業や自然体験事業(another home gujo) を行う由留木正之さんに指導してもらいながら、竹を切ることから始まります。 鋳物製の竹割り器を使って竹を細く分割していくのですが、器具自体が重くてコツをつかむまでに時間がかかりましたが慣れればそんなに難しくありません。

鋳物製の竹割り器を使って竹を細く分割している写真

実施したのは7月。暑い中汗だくになりながら割った竹を並べ、火を点けていきます。

ドラム缶の中に切った竹を入れて火をつけているところ

火が勢いよくなってきたら蓋をして密閉してしばらく放置します。その後、水をゆっくりかけまわし、沈熱させ、完成した竹炭がこちらです!

完成した竹炭

たくさん竹を投入しましたが、完成した炭の量は思ってたより少ないです。

今回私たちは森の土中改善に使う予定ですが、この竹炭、利用方法は様々。そのためにはもっとたくさんの竹炭が必要となるので、今後も教わった方法で竹炭づくりを継続していきます。

(ななしんぼ:進藤彩子)

森とつながるワークショップ・ヨガブロックづくり&ヨガ

5月29日(日)に、気良の民宿しもだで、SORA YOGA のワークショップが行われました。

今回のワークショップのテーマは、「森とつながる」。

インストラクターの山本くみさんが開講する SORA YOGA に魅了され、何年も通い続けている方やご近所の方など男女6名が参加し、実際に郡上の森から切り出した木を使用したヨガブロックの作成を行いました。

まずは、木のブロックにやすりをかけ、角ばった部分やざらざらした木面を整えていきます。

次に、仕上げ用のやすりで磨くことで触り心地の良い質感に。
最後に、えごまオイルを塗り乾かしたら完成。

ワークショップには木の製材に携わった白鳥林工の津嶋さんも訪れ、郡上の森林に関するお話や、切り出した木材をブロック状にする過程のお話などをお聞きしました。

お昼には、民宿しもださんのオリジナルランチをおいしくいただきました。
おなかが満たされた後は里山散歩へ。田植えを終えたのどかな自然の中をゆったりと歩きました。

そしていよいよヨガを行います。
先程仕上げたヨガブロックを使用しながら、自然に囲まれた古民家の中でからだを動かしました。
ヨガブロックのおかげで、気持ちよくからだがよくのびていきます。

郡上の自然を全身で感じられた今回の SORA YOGA ワークショップ。
日常から離れ、ゆっくりと時間が過ぎる中で心身ともに癒された一日でした。

取材:shino
photo:tomoyuki shimoda

夏休みこども教室 「里山の恵み・稲わらの馬づくりワークショップ」

8月5日(水)に開催された郡上市図書館主催の夏休みこども教室。

今年は稲わらを使った子ども向けのわら細工教室を行いました。

みなさんは、稲わらでモノづくりをした経験はありますか?
わらは昔からいろいろな道具の材料に使われ、暮らしを支えてきました。
今では米づくりも機械化が進み、家でわらを作る家も少なくなったこともあり、明宝のような米作りが盛んな地域でも子どもたちもわらに触れる機会が減ってきました。

このワークショップには、モノづくりを通じて子ども達にわらに触れてもらい、わらのすごさや面白さを知ってもらいたいという願いが込められています。

明宝コミュニティセンターの2階集会室、12人の子ども達が参加しました。

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自作の製材機で、森の恵みが宝の山に

郡上カンパニーの1期生・池野さんが、ななしんぼ・ものづくり工房に自作の製材機を携えて遊びに来てくれました!

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古木のうち、ごく稀に黒の文様のあらわれた柿は、「黒柿」といって珍重されるそうですが、そんな柿の木を持ち込んでいただいていた工房。しかしながら、女子二人では、大きなバンドソーを使うのが怖くって、怖くって、なかなか板材にすることができませんでした。

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そんな折、現れた救世主!
自作だというプチ製材機は、しっかり固定できて、怖くない。
森の恵みの資源活用事業に手を貸してくださっているanoter home gujoのユルさんも参戦してくださり、さくさくと切ることができました。
3Dプリンタやレーザーなど、あらゆる技術を取り入れてものづくりをされている、池野さんならではの知恵が凝縮されていました!

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板材は、これまた固定された丸ノコで、安全安心、ささっと形を整えることができ、ななしんぼの木工旋盤で、みるみる木のお皿へと生まれ変わっていきました。

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工房にも常設できるよう、次は、この製材機をつくってみたいと思います!
池野さん、引き続きご指導お願いいたします!

森の恵みの手しごと会

ものづくり工房ななしんぼでは、里山の環境を豊かに保ち、未来に残し続けることを目標に、森や里山の恵みを使ったものづくりを行っています。

地域に暮らす先人たちの「循環する暮らし」から知恵をもらいながら、鹿革や竹、木をはじめ、ツルや稲ワラ、木の皮などを使い試行錯誤しながらさまざまなものづくりに挑戦しています。

 

地球環境基金の助成を受けて「森の恵みの手しごと会」を定期的に開催しています。「自然素材のものづくり」にご興味のある方はお問合せください。

問い合わせ:コミュニティカフェななしんぼ 電話0575-87-3799 open:11:00-15:00

地域の未来のために『若者MOSO塾』

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先の9月、明宝在住・出身の若者を対象とし、明宝地域づくりに関するアンケート調査を行われました。この結果を集約し、もっと具体的な意見を聞く場として、11月30日(金)、明宝コミュニティーセンター集会室において、「若者MOSO塾」が開催されました。
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