蚊火(かび)。。。みなさんご存じでしょうか?
名前だけ聞くと(?_?)となってしまいますが、郡上市の山里に昔から伝わる虫よけの道具です。
木綿の布をワラで縛るだけという、とても簡単なつくり。
昔は草刈りなどに出る前に「ちゃちゃっ」と作って山や草地へ持っていき、火をつけて腰に下げて作業していたそうです。

この蚊火を実際に使っていたのは70歳代以上の方のようで、それ以下の方は物は知っているけど作り方は知らない!という方も結構おられます。
ということで、明宝文化財保護協会が主催して定期的に行っている「夜んなびのいのま」の一環として、 番外編!昼間の「夜んなび」ということで歴史民俗資料館の講堂に地元内外から有志が集まり、「縄ない」と「蚊火づくり」の勉強会が行われました。

まずは、縄ない。
こちらは保護協会会員のほとんどの方はすいすい~となっていました。さすがです!
今回は土曜日の昼間ということで地元の小中学生の参加もあり、小中学生の子どもたちが真剣に練習してくれていました!
お昼を挟んで、午後からはいよいよ蚊火づくり!
作ってみると、あら意外と簡単……。
木綿の布をワラで筒状にしばってあるだけなのです。
そのまま腰に下げると火が熱いので、火をつけた後に回りにヨモギや朴の木の葉っぱを巻きつけていたそうです。

昔は、古くなってボソボソになった着物を、赤ちゃんのおしめにして、それがさらにボソボソになったら蚊火にして…というように、物を段階的に上手に使いまわしていたそうです。一時流行った3R!昔はそんなこと言わなくても、当たり前にされていたんですね。

今回は保護協会会員の方が、とても大きなワラジを持ってきてくださいました。
これはなんと、長靴の上からはくワラジなのだそうです!
冬に凍みた雪の上でも滑らないし、何よりあったかい!これは欲しいっ。とみんなで大盛り上がり。

ワラはほかにも、ヒルにかまれたところに縛って止血に使ったり
いろんな使い方をしていたそうです。本当にワラは万能です。
前回の夜んなびのいのまでも紹介していますが、「ワラを大事にしていた」というお話の意味が本当によくわかります!

来月の夜んなびのいのまは8月31日(日)に開催されます。次回はゾウリとコモを作る予定だそうです。

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