今年も終わりが近づいてきた師走。12月の森の開放日は、古民家・源右衛門(二間手)で、収穫したもち米を感謝し、自分たちでついていただく昔ながらのお餅つき会を行いました。
まずは外のかまどに火を起こし、蒸し器でもち米を炊いていきます。もち米が炊けた後は速さ勝負!炊き立てももち米を木の臼と杵を使って「そーれ、そーれ」と掛け声をかけながら素早くついていきます。子供たちも重たい杵を大人と一緒に持ち上げ滑らかになるまで叩きました。
つき上がったもち米はこれまた素早く小さく丸めて、あんこ、きな粉、しょうゆなどと絡めて完成。 できたてのお餅は温かくそして柔らかく格別なものでした。
子どもたちは餅が完成すると一目散に集まってお餅をほおばり、お腹いっぱいになるとそれぞれ思い思いに遊び、大人たちは会話を楽しみながらお餅を食べたり鏡餅を作ったりしました。
昔はどの家庭でもお餅をついたそうですが、最近では各家庭で行うことは少なくなっています。地域の人たちが集るからこそできるお餅つき会は、昔ながらの知恵を継承し、人々の交流の機会となっています。集落のおばあちゃんも昔を思い出す賑やかな風景にうれしそうな様子でした。毎年の恒例行事にしていきたいです!