ふるさと栃尾里山倶楽部 イベント・参加者募集
山の木で家をつくる「フォレスター&ビルダー講座」 |
【基礎編】広葉樹の森をつくる小屋づくり講座(8日間・全15回)8/24スタート
詳細は: http://nanashinbo.com/mori-ie/
植林された針葉樹の森を開き、伐った木を使ってログハウスをつくります。
そしてログハウスの回りには、広葉樹の苗を育てます。
―「ビルダー(大工)」として家づくりの技術を学びながら、
人と森のつながりを再構築する「フォレスター(森人)」を目指します。
「基礎編」と「実践編」の2つの講座を通して、
「循環、再生、ものづくり」という、
私たちが失いつつある「生きるための あたりまえ」を再発見しませんか?。
講座の特徴
「昔は裏の山の木を伐って、みんなで家を建てた」———
私たちが失いつつある「森に生かされ、自らつくる暮らし」を、家づくりを通して考えます。目指すのは知り、考え、実践できる「森人」です。
- プロ林業家から学ぶ、チェーンソー森に関わる技術
- 第一級の講師から学ぶ、完成までを手がける、実践的で本格的なログハウスづくり
- 最前線の講師から学ぶ、日本の森の現状と未来
そして手がけるログハウスは・・・「昔ながらの家」
- 裏山の木でつくる = ”ウッドマイレージ0km“の家
日本の木材の多くは海外から運ばれます。木材はCO2を吸収し、固定するエコな材料ですが、一方で輸送に多くの化石燃料を使っている場合がとても多いのです。その移動にかかるエネルギーを示すのが「ウッドマイレージ」で、日本は数欧州で最も輸入の多いドイツの実に21倍。昔ながらにその土地の木でつくれば、移動に係るエネルギーは最小限ですみます。(参考「ウッドマイルズ研究会」) - 生木からつくる
昔は山の中で、伐った木を柔らかいうちに加工しました。 - 曲がった木もつかう
昔の大工さんは山へ行き、木を見て、その木に合わせて家をつくっていました。その時図面は基本的に無かったそう。特に根に近い曲がった部分は強度があり、立派な民家の特徴でもある大きな梁(はり)に使われました。現代では施主の希望に合わせてまず設計士が図面をつくり、図面に合わせて工場で木を真っすぐに加工して現場に運ぶため、大工さんが「山の木を見る」ということはとても少なくなりました。 - 自然のリズムで乾燥する
今は工場で加工するために、まず乾燥させて、狂わなくした木を使いますが、本講座では建てて乾かします。昔は1年以上かけて家が建てられるため、その土地に木が徐々に馴染んでいきました。
講師紹介
■林業技術 明宝山里研究会
郡上市明宝地域で、森林組合OB、自伐林家、現役組合員など11名が集まって会を結成。「山を守り、地域を元気に」をテーマに、植樹イベントや、薪の原木販売「めいほう里山もくもく市場」を開催。(HPは こちら)
■ログビルダー 関根潤一氏(郡上市高鷲町在住)
東京都出身。1980年代に単身カナダに渡りログハウス技術を習得。カナダでのログビルダー講座の開催、山梨県でのログハウス村の建築など、日本におけるログビルダーの先駆者です。倉本聰氏のテレビドラマ「ライスカレー」では、技術指導も行ないました。 | |
その作品は独特で美しく、かつ遊び心溢れ、見るものを魅了します。2011年には「ログハウス建築コンテスト」も受賞されました。 第一級のログビルダーであると同時に、郡上市高鷲町にて那須御用邸から株分けされた絶滅危惧種「ナスヒオウギアヤメ」の保全に尽力するなど、自然共生の森づくりも手がけるフォレスターでもあります。 <参考> 「季刊 里山の袋」web ■岐阜県立森林文化アカデミー 岐阜県立の2年制の専修学校。森をテーマに、林業、木を活かす木造建築やものづくり、そして森に関わる人を育てる「山村づくり講座」「環境教育」など、総合的に森の担い手を育成しています。(森林文化アカデミー HP)
【講師】川尻秀樹 教授「森林を知る① 日本の森を知る」(9/28)
森林の技術士であると同時に、樹木医、森林インストラクターであり、世界中でツリークライミングを実施。そして長年にわたって岐阜新聞に連載中の「森の案内人が行く」が出版されるなど、活動は多彩であり多忙。 【講師】柳沢直 准教授「ドングリ拾いと苗木づくり」(10/27)
森林文化アカデミーでは、里山・生物・林業に関する授業を担当。人と生物の関わりの中で育まれてきた里山の自然に興味をもち、新しい里山の利用に取り組んでいる。日本の自然を半人工の「里山的視点」で伝える。
■郡上わりばしプロジェクト 近くて遠くなった人と森の距離を、「地元の山の資源を活かした、住民によるローカルビジネス」をつくることで、近づける試みを市民活動でスタートしています。その一つが地域産業、企業と連携した割り箸づくり。今秋、本講座のでいよいよ割り箸工場も稼動予定。日本の森を、ビジネスの第一線から考えます。(HPは こちら) |
講座内容
【基礎編】「広葉樹をつくる小屋づくり講座」
8月24日〜9月28日、12月15日のうち、8日間で全15回開催。
チェーンソーの取り扱い、伐採と皮むきから始まるログハウスの基礎の他、林業従事者や岐阜県立森林文化アカデミーなどの専門家も交えて、フォレスターとしての未来につながる森づくりを、多面的に学びます。
参加費: 各回1,000円(別途施設使用料500円)
定 員: ガイダンス①②20名
その他、各回10名
※この講座は岐阜県「清流の国ぎふ 地域活動支援事業」の助成を受けて実施します。
1 | 8/24(土) 8:00-12:00 | ガイダンス① ログハウス見学 |
2 | 8/24(土) 13:00-17:00 | ガイダンス② 森の伐倒見学 |
3 | 9/14(土) 8:00-12:00 | ★チェーンソー基礎講座① |
4 | 9/14(土) 13:00-17:00 | ★チェーンソー基礎講座② |
5 | 9/15(日) 8:00-12:00 | 伐倒と開墾①(基礎) |
6 | 9/15(日) 13:00-17:00 | 伐倒と開墾②(実践) |
7 | 9/21(土) 8:00-12:00 | ★ログづくり基礎①(概論) |
8 | 9/21(土) 13:00-17:00 | ★ログづくり基礎②(加工-1) |
9 | 9/22(日) 8:00-12:00 | ログづくり基礎③(加工-2) |
10 | 9/22(日)13:00-17:00 | ログづくり基礎④(加工-3) |
11 | 9/23(祝) 8:00-12:00 | ログづくり基礎⑤(加工-4) |
12 | 9/23(祝)13:00-17:00 | 施工・仕上げ概論 |
13 | 9/28(土) 8:00-12:00 | ★森林を知る① 日本の森を知る |
14 | 9/28(土)13:00-17:00 | ★森林を知る② 森の現状と木材流通 |
op | 10/27(日)10:00-12:00 | ドングリ拾いと苗木づくり |
15 | 12/15(日) 8:00-12:00 | 完成作業とまとめ/修了式 |
★「修了証」を進呈
- 必須講座6講座を含む、計8回以上の参加で「修了証」を発行します。(第15回参加予定の方も回数に含まれます)
- 修了生は【実践編】に特別価格で参加できます。(【実践編】の詳細は こちら)
- 修了には「チェーンソー講座①②」「ログづくり基礎①②」「森林を知る①②」(計6講座)の受講が必須です。
◆使用施設「古民家 源右衛門」について
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【宿泊について】
遠方から参加される方へ、講座で使用する「古民家 源右衛門」を宿泊利用できます(利用料は施設使用料に含まれます)。なお寝具はありませんので、各自お持ちください。夜は講師を交えた交流会を予定していますので、のんびりと郡上明宝の夜をお楽しみください。(参加費別途)その他、明宝地区には旬の恵みを堪能できる、美味しい民宿がたくさんありますので、ぜひご利用ください。(1泊2食付き7000円から)
■前後利用も可能です遠方から参加される方は、講座の前日、翌日の「古民家 源右衛門」の利用も可能です。(別途施設使用料1,000円/日)
■美味しい食事
昼食は持参ください。ご希望の方には、昼食は地元食材を使ったお弁当も用意できます。(1,000円)
宿泊される方は自炊も可能な他、鮎や「鶏(けい)ちゃん」など、地域の食材を楽しめる食事処もあります。朝は道の駅で「モーニング」がとれます。
■温泉も堪能
会場から車で15分。名湯・下呂温泉と同質のお湯を楽しめる「明宝温泉 湯星館」(>>)
>> 明宝の観光や宿泊など、詳しくは「明宝観光協会」でも案内しています。
(問:0575-87-2844/HPはこちら)
【交通について】
現地集合、現地解散になります。公共交通機関でお越しになる方は、郡上八幡からの交通について、ご相談に応じますので、お気軽にご相談下さい。
美濃太田駅 06:26発 → 郡上八幡駅 7:52着
名鉄バスセンター 730発 → 郡上八幡インター 8:56着
近鉄なんば駅 7:35発 →(京都)→ 郡上八幡インター着 11:46
※公共機関でお越しの方は、集合時間に間に合いませんのでご注意ください。
※公共機関でお越しの方は、集合時間に間に合いませんのでご注意ください。
【申込方法】
下記のフォーム、または電話にてお申し込みください。
〆切は各講座開催日の1週間前まで。先着順(一括申込の方を優先します)
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