8月5日(水)に開催された郡上市図書館主催の夏休みこども教室。
今年は《子どもたち×森×ものづくり》をつなごうと、アイスクリームスプーンづくり教室を行いました。
講師はレーザーカッターで木工作品を制作している池野主水さん。
「身近な素材でものづくりができることを知ってほしい」という願いを込め、材料は明宝にもたくさん生えているヒノキを選びました。
明宝コミュニティーセンターで、午前・午後の2回開催された教室に、市内の子ども達が34名参加しました!
《講師の池野さん》
会場には、箱膳、丸餅の型、器、味噌を混ぜる杓子、屋根用の千枚板、油絞り器、おもちゃなど
明宝歴史民俗資料館から木でできた昔の暮らしの道具をお借りして展示をしました。
クイズをしながら子どもたちは興味津々で木と道具のつながりを学びました。
さて、いよいよスプーンづくり!
レーザーカッターで加工したスプーンの土台を、紙やすりで削っていきます。
上手にできるかな?
まずは粗い紙やすりでアイスをすくう部分と全体を削ります。
なかなか力がいる作業!
みんな真剣な表情です。
ときどきアイスの代用品で使い心地を確かめながら、スプーンの形を決めていきます。
仕上げ用の紙やすりで磨くと、「つるつるになった!!」「ちょっと触ってみて!」と笑顔の子ども達。
最後にエゴマ油を塗って完成!
みんな上手にできました^^
子ども達からは、
「楽しかった!」
「自分で作ったアイスクリームスプーンを使うのが楽しみ」
「つるつるに削るのが難しかったし楽しかった」
「ヒノキのいいにおいがした」
などの感想を聞くことができました。
ほんの少しの時間でしたが、子ども達はそれぞれ、木についての気付きを持ち帰ってくれたようです。
この日の体験がいつか心に残って、暮らし方や自然と向き合うきっかけになると嬉しいです。
(text.Natuki Sumi )
※このイベントは、地球環境基金の助成を一部受けて実施されました。