「学ぶ森プロジェクト」始動!

ななしんぼは地球環境基金の助成を受け、3年間かけて明宝の森づくりと森の恵みの有効活用を考えるプロジェクト、通称「学ぶ森プロジェクト」を始動させました。

明宝二間手の集落・栃尾(とちお)をモデル地域に、森と里の恵みの循環を実践し、体験できる場を通して、持続可能な社会構築のための〈森づくり・里づくり・人づくり〉のしくみをづくりにチャレンジし、流域及び全国各地域に広げていくことを目指した試みです。

専門家の方のアドバイスもいただきながら調査や様々な実践を行っていく予定です。

こちらでも随時活動報告を行っていきますのでお楽しみに!

(ななしんぼ・進藤)

森とつながるワークショップ・ヨガブロックづくり&ヨガ

5月29日(日)に、気良の民宿しもだで、SORA YOGA のワークショップが行われました。

今回のワークショップのテーマは、「森とつながる」。

インストラクターの山本くみさんが開講する SORA YOGA に魅了され、何年も通い続けている方やご近所の方など男女6名が参加し、実際に郡上の森から切り出した木を使用したヨガブロックの作成を行いました。

まずは、木のブロックにやすりをかけ、角ばった部分やざらざらした木面を整えていきます。

次に、仕上げ用のやすりで磨くことで触り心地の良い質感に。
最後に、えごまオイルを塗り乾かしたら完成。

ワークショップには木の製材に携わった白鳥林工の津嶋さんも訪れ、郡上の森林に関するお話や、切り出した木材をブロック状にする過程のお話などをお聞きしました。

お昼には、民宿しもださんのオリジナルランチをおいしくいただきました。
おなかが満たされた後は里山散歩へ。田植えを終えたのどかな自然の中をゆったりと歩きました。

そしていよいよヨガを行います。
先程仕上げたヨガブロックを使用しながら、自然に囲まれた古民家の中でからだを動かしました。
ヨガブロックのおかげで、気持ちよくからだがよくのびていきます。

郡上の自然を全身で感じられた今回の SORA YOGA ワークショップ。
日常から離れ、ゆっくりと時間が過ぎる中で心身ともに癒された一日でした。

取材:shino
photo:tomoyuki shimoda

鹿革のミョウバン鞣しに挑戦!!

明宝で獣害駆除される鹿の命を無駄なく活用したい。命の大切さを伝えたい、、、。

そんな想いから、ななしんぼではジビエ工房めいほうさんやこうじびら山の家さんなどの地域団体さんと協力しながら、地球環境基金の助成を受けて森の恵みを使ったワークショップ開発をおこなっています。

今回は、鹿革なめしワークショップ開発のために、ミョウバンを使った鹿革なめしに挑戦してみました!

 

場所は明宝のこうじびら山の家。

この日は鹿革のなめし過程のうち、肉と毛をとって、ミョウバンに漬ける工程までをおこないました。

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鹿革は、2日前から石灰と塩に漬けておきました。

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まずは石灰を洗い流し

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肉や毛を取り除いていきます。

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石灰でつけてあったからか、毛がするする抜ける!

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途中、石灰がしっかり染み渡っていないところは毛がちぎれてしまいなかなか抜けず苦戦する場面もありましたが、

なんとか5枚の鹿革の毛を取ることができました。

 

 

場所をななしんぼに移し、ミョウバン漬け作業。

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塩とミョウバンを混ぜたものを鹿革に塗りこんでいきます。

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なんとか5枚の鹿革をミョウバン処理することができました!

 

何日か漬けた後、ミョウバンを落としてやすりで磨く作業に移るのですが、、、

仕上がりがドキドキです(。゚ω゚)

どんな革が出来上がるのでしょうか!?

お楽しみに!

10/2(金)わら細工用の稲を収穫しました!

10月2日、今年の6月に田植えをした稲の収穫作業を行いました。

この田んぼは、ななしんぼの稲わらを使った商品開発の材料として使うために実験的に植えた田んぼです。
天気にも恵まれ、絶好の稲刈り日和となりました!

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強い日差しに伝統的な日除けグッズを身に着けて挑みます。

 

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手鎌で刈って、一つ一つ束ねていましたが、、、。

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途中からは機械の力も借りて作業していきます。

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田んぼのビフォーアフター!
きれいに全部刈り取りました♪

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刈り取った稲は、はざかけをして乾かします。

 

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お米の粒もたっぷりついて、とってもきれい。

 

ななしんぼでは、現在稲わらを使った商品開発をしています。
今年刈り取った稲わらを、わら細工に使うのが楽しみです!^^

 

 

 

(ななしんぼ:鷲見)

 

 

 

夏休みこども教室 「里山の恵み・稲わらの馬づくりワークショップ」

8月5日(水)に開催された郡上市図書館主催の夏休みこども教室。

今年は稲わらを使った子ども向けのわら細工教室を行いました。

みなさんは、稲わらでモノづくりをした経験はありますか?
わらは昔からいろいろな道具の材料に使われ、暮らしを支えてきました。
今では米づくりも機械化が進み、家でわらを作る家も少なくなったこともあり、明宝のような米作りが盛んな地域でも子どもたちもわらに触れる機会が減ってきました。

このワークショップには、モノづくりを通じて子ども達にわらに触れてもらい、わらのすごさや面白さを知ってもらいたいという願いが込められています。

明宝コミュニティセンターの2階集会室、12人の子ども達が参加しました。

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よもやま話からみる明宝の植物たち〜タニウツギ〜

 

5月ももうすぐ終わりですね。田植えも終わり、小さな苗が並ぶ田んぼにはたっぷりと水がはられています。あぜ道は綺麗に草が刈られ、緑の香りが気持ちのいい風に乗って漂ってきます。そんな穏やかな明宝の里山を車で走っていると、山沿いの斜面にピンク色の花を見つけることができます。
この花はタニウツギといい、スイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木で、別名「田植え花」とも呼ばれています。

 

タニウツギ

 

「奥美濃よもやま話」の1巻、第51話の「卯の花の咲くころ」の一節にこのような描写があります。

 

 

『雪のように白い卯の花に続いて、谷空木(タニウツギ)の桃色がかった、あでやかな赤い花も咲きました。かすかな風にそよぐ空木の花ごとに、小さな虫たちがさかんに出入りしています。ちょろちょろと音を立て始めた谷川沿いに、白い、赤い空木の花がべったり咲いています。』

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