村の絆でつくる 古民家源右衛門の「おときのごはん」

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11月30日(日)、今年で4回目となる「おときのごはん」が明宝二間手・栃尾集落の
古民家源右衛門で開催されました!

 

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地域内外から87名の方が参加。
古民家の雰囲気を楽しみながら昔ながらの「おとき」を味わっていきました。

 

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ずらりと並んだ漆の食器は、二間手下組のみなさんが各家庭から持ち寄ったもの。
食器や調理器具を各家庭から持ち寄るスタイルは本来の「おとき」そのものです。

 


「おとき」スタイルでは、女性陣はみな裏方。

 


つぎ鍋を持ってみそ汁をついで回ったり、配膳をするのは男性の仕事です。
おとき中は、スタッフの皆さんは真剣そのものでした!

 

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また、今年のおときには「郡上ふるさと考現学」の皆さんが、「郡上の食文化の再発見」講座の締めくくりとして参加。
懐かしい味「おとき」と共に、栃尾の里や、古民家をご案内しました。

 

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おときのごはん。
ほんの10年程昔は、明宝内のいたる地域でみられたあたりまえの風景です。
突然のお葬式にも、
食材も、食器も、お鍋も、そして労力も各家同志が協力して出し合い、創り上げるのことがあたりまえでした。

お孫さんがおばあちゃんと一緒に仕事をして、仕事を覚えたり
打ち合わせなしで其々がやるべきことを見つけて、無言で役割が決まっていったり、
お互いに相手の労をねぎらうことだったり、
そういうことを、ここの皆さんは暮らしの中であたりまえに身につけてきたんだなぁと実感。

山里の「あたりまえの場」の持つ力と可能性を改めて感じました。

(地域おこし実践隊 柏)