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9月20日、日中は西気良の祭礼が、夜は復活10周年を迎える気良歌舞伎が披露されました。

今年の気良地区の「試楽(1日目)」は西気良の大神楽。

歌舞伎の際にも説明がありましたが、昔は9月18日、19日が「西気良白山神社祭礼」、9月28日、29日が「東気良」と、それぞれの縁日が決まっていたそうですが、昭和20年代に西気良と東気良は祭礼を合同で執り行うことになったそうです。当時としてはとても画期的なことだったそうです。

そして、現在気良地区の祭礼は「試楽(1日目)」と「本楽(2日目)」を2地区で毎年交互に執り行っています。

大神楽は太神楽、代神楽とも書き、東気良と毎年交代で舞う伊勢神楽と同じく『里神楽』に属し、竃祓いや村の辻での悪魔祓いとして行うもの。

露払いの赤鬼を先頭に、箱持ち、でらぼう、おかめ、鼓、笛などが行列を作り、水上不動尊、磨墨生誕の地公園、中切不動尊と練り歩きます。

小学生男子の役者たちが獅子を相手に舞いを披露し、最後は西気良白山神社に奉納しました。

夜、復活十周年の気良歌舞伎

気良の大工さんを中心につくられた立派な舞台と花道が出迎える『座敷』がシートや座布団で一杯となったコミュニティセンターは、オードブルや寿司、ほろ酔いのお客さんでいっぱいに。打ち木が鳴り響き幕があがると現れる立派なセット。気良の本気に、いやがおうにも期待が高まります。

『白浪五人男』では子どもたちが大人顔負けの大見得切りを披露。たくさんの拍手喝采とおひねりを浴びました。

今年で任期を終える奥村座長をはじめとした挨拶を挟み、ベテランの多く揃う『仮名手本忠臣蔵七段目』。内容もさることながら、懐から取り出した明宝ハムや、最前列で見守る先輩に「ヨッ! もっと飲め!」と投げ込まれた缶ビールをちょっとした小道具として扱うなどの機転・落ち着きも含めてさすがの一言でした。

説明を挟み、『絵本太功記十段目』。説明でもあったように、今年は気良の若者の強い志によって、役者をほとんど二十代で構成。瑞々しく懸命な演技は観る人を引き込み、最前列の大先輩のいたずら心に火を灯し、幼いわが子らからもおひねりをひねり出させるほどに鬼気迫るものでした。

大盛り上がりの気良歌舞伎、以上3演目を演じ終わり、三本締めで幕を閉じました。

かつての歌舞伎がそうであったのではないかと思わせるような、わいわいとくつろいでお酒やごちそうに舌鼓を打ち、サクラや(親しみを込めた)野次が自然と響き盛り上がる地歌舞伎の一体感。この魅力は、都会じゃちょっと味わせません。

 

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