善兵衛桜が満開間近!
というわけで、知る人ぞ知る老桜、樹齢推定300、支枝柱なしの自立桜樹としては日本最大級の江戸彼岸桜、その名も『善兵衛桜』をご紹介します。
江戸彼岸は、山桜や八重桜、大島桜と同じ、日本の野生種の桜。
この江戸彼岸系の桜と大島桜の交配から生まれた園芸種がおなじみ、染井吉野です。
幹周り3m、樹高17m、枝の広がりは24mに及びます。
これだけ大きい樹が、一見そう太くない幹を中心に、支えなしにしっかりと自立しているということには驚かされますね……。
威風堂々にして繊細。樹齢の推定が正しければ、徳川吉宗の時代から明宝を見守ってきましたことになります。
見る角度によって、均整のとれた扇型、舞っているような優雅な姿、見る人を呑み込むような迫力ある姿が楽しめるところに、盆栽や生け花に通じる奥深さ、そして自然が長い年月をかけた造形の妙があります。
開花期間中の夜間は、地元の「善兵衛桜を守る会」の皆さんによるライトアップが楽しめます。
かつては支柱を取り付ける向きの話もあったとのことですが、明宝の自然がつくりあげたこの姿を残そすことに決めたそうです。
十世代を生き、地域の方に見守られ、清流を吸い上げ、今なお若々しくたくさんの鮮やかな花をつける善兵衛桜はこあたり、川沿いにあります↓
郡上八幡から国道472号線、せせらぎ街道を高山方面におよそ18分。ガソリンスタンドをこえてすぐ、
振り向くと、山々のグラデーションや後光の射す桜や花桃がまたきれいです。
(例年はもっと鮮やかです!)
携帯でこのページを開いておくだけで、明宝っ子でも20年前まではほとんど知られていなかった善兵衛桜へ簡単にアクセス! ぜひお立ち寄りください!
(iwa)